1955-07-15 第22回国会 衆議院 外務委員会 第31号
第三点はアジア局長にお尋ねいたしますが、政府が援助することは別として、たとえば日本赤十字社と向うの赤十字社との間で話し合いをして、これは政府、思想その他のことを超越いたしました人道的な立場に立つ団体でございますが、これが昨年の中共におきます日本人引揚げ問題に両方の赤十字社が協力したような形でこの帰国問題に乗り出した場合には、政府としてそれに妨害を与えないおつもりであるかどうか、その三点を一括してお尋
第三点はアジア局長にお尋ねいたしますが、政府が援助することは別として、たとえば日本赤十字社と向うの赤十字社との間で話し合いをして、これは政府、思想その他のことを超越いたしました人道的な立場に立つ団体でございますが、これが昨年の中共におきます日本人引揚げ問題に両方の赤十字社が協力したような形でこの帰国問題に乗り出した場合には、政府としてそれに妨害を与えないおつもりであるかどうか、その三点を一括してお尋
言いたいことも言えませんでしたので、特に今後の日本人引揚げの問題につきまして皆さんにお願いがあるのです。それは赤十字社の活発なる運動をこのまま続けられることをお願いいたします。その赤十字社の活発な運動の実際的手段といたしまして、ラジオ放送のことです。私も向うで日本のラジオ放送を聞きましたが、自分たちの聞くラジオ放送の中にこういうことが放送されるのです。
中国よりの日本人引揚げは国民各層をあげての重大関心事であるのにかんがみ、各派からの要望により、国会議員各派の代表六名を日赤以下御指定団体代表に同行せしめたく、貴会会長の特別の御配意を得たい。至急御返事を御願いする。 右電文を打ちましたから、御了承願います。(拍手)
そのとき決定しましたことは、日本人を一人でも多く満洲にとどまらせることであり、その理由としては、日本を過剰口人から救うこと、世界情勢から判断して、早晩予想されるアメリカ反動化の桎梏から日本を救うためには、後方根拠地として満洲に日本共産主義者の存在が必要なこと等があげられまして、着々工作を進めていたのでありますが、一九四六年の二月ころ日本から放送されましたニュースによりまして、日本共産党が満洲の日本人引揚げ
徳田書記長か証言したように、日本共産党は戦後最も早く海外在留日本人引揚げのため活動した政党であつたことは公知の事実であります。一九四八年二月二十日、日本劇場において引掛者留守家族大会が開かれたのであります。この大会は日本共産党か率先提唱して各政党に呼びかけ実現したものであつたのであります。この大会の影響は非常に大きく、その後の引揚げが著しい進歩を示したことはこれまた周知の事実であります。
從つて、連合國側がどういうようにお考えになるかによつてきまりますが、シーボルト議長は、ここに利用さしていただきますれば、最高司令官は本年五月以降ソ連港からの日本人引揚げを促進せしむる希望からソ連當局の要請による配船に對して、絶えず一割の餘裕をみて船舶を供給しておるのであるが、しかしこの引揚船は常に約一割の乘船餘裕を利用せずに日本に歸つておる。